インプラントで人生が変わる!4つのメリットと治療の全手順を詳しく解説
歯を失うことは、食事や会話を楽しむ喜びを奪いかねない深刻な問題です。 インプラント治療は、失った歯の機能を自然な形で取り戻すことができる現代歯科医療の革新的な選択肢として注目され続けています。 治療費用は決して安くありませんが、適切な処置により10年以上の長期使用が可能で、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。 本記事では、インプラント治療の基礎知識から具体的な治療の流れ、メリット・デメリット、そして信頼できるメーカーの選び方まで、治療を検討される方に必要な情報を徹底的に解説します。 これから歯科治療を考えている方はもちろん、すでに治療を受けている方にとっても、有益な情報となるはずです。 そもそもインプラントって何?メリットと課題から治療の流れまで徹底解説 歯を失った方に提案される治療法の一つが、インプラント治療です。 近年、従来の入れ歯やブリッジに並ぶ選択肢として注目を集めています。 そしてインプラントは、歯の欠損を改善する有効な選択肢として人気です。 このページでは、インプラント治療の主な特長、治療費用、メリット・デメリット、治療の全体像を詳しくご紹介します。さらにインプラント治療をご検討中の皆様にお役立ちできる情報を提供します。 インプラント治療を受けられる人、そうでない人の違いは? インプラントという治療法をご存知の方も、詳細な治療内容が分からない方も少なくありません。 関心はあるものの、漠然としたイメージにとどまっている方もいるでしょう。 本記事では、インプラントの意味と、治療を受けられる対象者について詳しく説明します。 インプラントの基本知識インプラントとは インプラントは、生体内に挿入して使用する人工の医療機器を指します。 「implant」という英単語に由来し、「埋入する」「移植する」という意味を持ちます。歯科以外の医療分野でも使用される言葉で、ペースメーカーや美容目的のシリコン製品も、インプラントの範疇に含まれます。 歯科では、顎骨内に固定する人工歯根を指す用語として使用されています。他の医療分野と比べて歯科での使用頻度が高いため、多くの方が「インプラント」と聞くと歯科治療を連想します。 インプラント治療を受けられる方の条件 インプラント治療は、外傷、歯周病、虫歯による欠損、あるいは先天的な欠損をお持ちの方が治療対象です。治療は1本の歯から全ての歯まで対応可能です。 ただし、誰もが治療を受けられるわけではありません。手術を伴うため、全身状態や顎の骨の状態によっては治療が難しい場合があります。具体的には、以下のような方は注意が必要です。 全身の健康状態が良好でない方 骨密度が十分でない方 基礎疾患(高血圧や心疾患等)がある方 喘息などの呼吸器系疾患がある方 糖尿病や骨粗しょう症などの既往歴がある方 歯周病などの基礎疾患がある方 治療を検討する際は、必ず担当医師に相談し、自身の健康状態を確認することが大切です。 インプラントと他の治療法の違いメリットとデメリットを徹底比較 歯を失った方に選択肢として考えられる治療法は、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3種類です。 それぞれの治療法の具体的な特徴、利点、課題を詳しく解説します。自分に最適な治療法を見つけるための参考にしてください。 インプラント治療の詳細 インプラント治療は、顎の骨に生体親和性の高いチタンやチタン合金でできた人工歯根を埋め込む手術を行います。 治療の方法には、以下の2つのタイプがございます。 ツーピースインプラント骨内に固定するインプラント体とアバットメント(補綴物接合部)を個別に施術する方式 ワンピースインプラントインプラント体とアバットメントが一体となった術式で、補綴物を装着する方式 現在は①の方法が多いです。 インプラント治療のメリット セラミックやジルコニアを使用することで、天然の歯とほとんど変わらない見た目を実現 咀嚼機能(食べ物を食べる機)を回復し、自然な歯の感覚を取り戻せる また、インプラントは入れ歯を安定させるために使用することができます。 義歯を安定して固定できるため、本来の歯に近い噛み心地を実現 義歯が外れにくく、入れ歯を小さくすることも可能なため異物感なく会話が可能 インプラント治療のデメリット 治療費が高額で、通常30~60万円程度かかる 原則として保険適用外の自費診療 治療期間は、骨の状態により1~6か月程度と長期間を要する 手術後も定期的なメンテナンスが必要 重要事項として、顎骨欠損(外傷・腫瘍由来)、骨移植後、または顎骨・歯の先天性欠損の場合、保険適用の対象となる可能性があります。 詳細は担当医師に確認することをおすすめします。 インプラント治療について詳しく見る ブリッジ治療の特徴と注意点 ブリッジ治療は、文字通り「橋」のように欠損した歯を補う方法です。両隣の健康な歯を削って土台とし、橋をかけるように歯をつなぎ合わせた歯冠を取り付けます。 ただし、支台歯の根部が脆弱な場合、治療の適応外となる可能性がございます。 保険診療の場合は2〜4万円程度、自由診療の場合は1歯あたり30〜60万円の費用が発生します。 ブリッジ治療のメリット インプラントや入れ歯と比較して、治療期間が短く1週間~1か月程度で完了 入れ歯よりも平均的な強度が高く、約5年間使用可能 比較的短期間で治療を終えられる ブリッジ治療のデメリット 歯冠と歯肉の間に隙間ができやすく、食べ物が詰まりやすい 食べ物の詰まりにより歯周病のリスクが高まる 周囲の健康な歯を削って支えるため、他の歯の寿命を短くしてしまう危険がある 入れ歯(義歯)治療の詳細 義歯は、失った歯の代わりとして使用される着脱式の装置であり、選択頻度の高い治療方法の一つです。 治療期間は、入れ歯の装着から慣れるまで約2か月かかります。 入れ歯治療について詳しく見る 入れ歯の種類 バネのある入れ歯保険適用 バネのない入れ歯自費診療 総入れ歯・プラスチック製(保険適用)・金属製(自費診療) 大きく分類すると、「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類になります。 バネのある入れ歯は、周囲の歯に金属製のバネをひっかけて固定する仕組みです。 バネのない入れ歯は見た目の美しさが特徴です。 総入れ歯は、人工歯の部分と人工歯を支える床(歯ぐきに相当する部分)で構成されます。 入れ歯のメリット その他の治療法と比較して手軽に行える 費用が比較的安価(保険適用の場合1~2万円) 多くの患者が選択可能な治療法 入れ歯のデメリット 話したり食事をしたりする際に外れやすい 強い異物感により、スムーズな会話が難しい場合がある 毎日の洗浄に手間がかかる 平均的な寿命が1~2年と短く、頻繁に作り直す必要がある 自費入れ歯を選択しても天然歯やインプラントのように食事することは難しい 患者様にとって最適な治療プランをご提案いたします。まずは些細なお悩みでも大丈夫ですので、お気軽にご相談下さい。 WEBから予約する LINEで相談する インプラント治療の本当の価値とは? 歯を失った際の選択肢として、インプラント治療は多くの患者さんに注目されています。 治療を検討する上で最も重要なのは、メリットとデメリットを正確に理解することです。 表面的な情報に惑わされず、治療の全体像を把握することで、後悔のない選択ができるでしょう。 インプラント治療の6つの大きな魅力 自然な咀嚼機能の回復インプラント治療の最大の利点は、まるで自分の歯のように自然に噛むことができる点です。従来の入れ歯やブリッジでは難しかった、力強い咀嚼や熱い飲食物を楽しむことが可能になります。 簡単なセルフケア日常のお手入れは通常の歯と全く同じ方法で大丈夫です。入れ歯のように複雑な洗浄作業は必要なく、歯ブラシでのケアだけで十分です。入れ歯のように自分だけ食後にトイレに行ったりして、入れ歯を洗浄する苦労もありません。 隣接する歯への負担が少ない従来の治療法と異なり、インプラントは1本ずつ独立して埋め込まれるため、周囲の健康な歯を削る必要がありません。歯の寿命を最大限に延ばしたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。 驚くほどの耐久性チタン素材の人工歯根は、生体に高い親和性があり、あごの骨としっかりと結合します。適切なメンテナンスを続ければ、10年以上の使用も十分可能です。 美しい自然な見た目金具や不自然な色味のない、まるで生まれ持った歯のような美しさを実現します。会話や食事の際も、自信を持って口元を見せることができます。 骨の健康を守る歯根を失うと、あごの骨は徐々に痩せていきます。インプラントは人工歯根を通じて咀嚼時の刺激を骨に伝えることで、骨の健康を維持する役割も果たします。 インプラント治療の4つの注意点 高額な治療費健康保険の対象外であるため、自費診療となります。ただし、医療費控除の対象となるため、確定申告をすることで一部負担が軽減されます。 長期にわたる治療期間通常1〜6ヶ月程度の治療期間が必要です。スケジュール管理に柔軟性が求められるため、事前の十分な計画が重要です。 継続的なメンテナンスの必要性定期的な歯科検診と専門的なケアが不可欠です。インプラント周囲炎(インプラントがかかる歯周病)を予防するためにも、メンテナンスを怠らないことが大切です。 手術に伴うリスク麻酔を必要とする侵襲的な治療のため、身体の状態によっては適応できない場合があります。事前に詳細なカウンセリングと健康状態の確認が求められます。 インプラント治療を検討する際のポイント 治療を決める前に、以下の点を慎重に検討しましょう。 現在の健康状態 治療にかかる総費用 期待される治療効果 長期的なメンテナンス計画 インプラント治療は、単なる歯の補綴だけでなく、口腔全体の健康と生活の質を大きく改善する可能性を秘めた治療法です。専門医とじっくり相談し、自分に最適な選択をすることが何より大切です。 患者様にとって最適な治療プランをご提案いたします。まずは些細なお悩みでも大丈夫ですので、お気軽にご相談下さい。 WEBから予約する LINEで相談する インプラントメーカーの選び方世界の信頼できるブランドを徹底解説 インプラント製品は世界中の多くのメーカーが製造しており、治療を検討する際は安全性と信頼性の高い製品を選ぶことが重要です。 治療の成功率や長期的な安全性に関わる重要な要素となるため、製品選びは慎重に行う必要があります。 日本国内で使用可能なインプラント製品の現状 世界には100種類を超えるインプラントメーカーが存在しており、日本国内では30種類以上のメーカー製品が使用可能です。 インプラント製品はメーカーごとに独自の規格を採用しているため、異なるメーカーの製品を組み合わせることはできません。同一メーカーの製品で統一することが基本となります。 製品選びの際は、知名度や人気度だけでなく、患者個人の口腔内の状態やあごの骨の状態、周辺の歯とのバランスなど、様々な要素を考慮する必要があります。 担当医師との綿密な相談のもと、最適な製品を選択することが推奨されます。 世界をリードする主要インプラントメーカーの特徴 世界中のメーカーの中から、特に信頼性の高い主要メーカーをご紹介します。国内外を問わず、豊富な実績と高い技術力を持つメーカーを厳選しています。 ストローマンインプラント(スイス) 世界シェア第1位を誇るスイスのメーカーです。70か国以上での販売実績があり、医療従事者からの信頼も厚いブランドです。最新の技術と研究開発により、高品質な製品を提供し続けています。 京セラメディカル(日本) 日本最大手のインプラントメーカーです。滋賀と神戸に製造拠点を持ち、日本人の口腔構造に適した「POIインプラント」は国内シェア第1位を獲得しています。日本人特有の口腔環境に合わせた製品開発が強みです。 アストラテック(スウェーデン) 天然歯に近い見た目と機能性を追求したデザイン開発に定評があります。 世界市場で高いシェアを持ち、革新的な製品開発で知られる信頼性の高いブランドです。 デンティウム(韓国) 2000年に設立された美容大国韓国の歯科用医療機器専門企業です。 世界70か国にインプラントを輸出し、自社の研究開発センターを持ち、世界有数の大学や研究機関と協同で活発な研究開発を行っています。 デンティウムのインプラント製品の特徴 スイスのストローマン社のS.L.A.表面処理技術を採用し、骨との早期結合を促進 韓国で唯一15年以上の臨床データを保有 主要製品ラインには「SuperLine」「IMPLANTIUM」「SimpleLine」「SuperLine II」があり、多様な手術アプローチに対応 デンティウムは、インプラントの品質と革新性で知られ、長期生存率に関する論文が権威ある科学雑誌に掲載されるなど、信頼性の高いブランドとして認められています。 インプラント製品の選択肢は数多くありますが、国内外を問わず、自身の口腔状態に最適な製品を選ぶことが重要です。担当医師との相談を通じて、安全性と信頼性の高い製品を選択することをお勧めします。 インプラント治療の具体的な流れ術前から術後まで徹底解説 インプラント治療は慎重な準備と計画が必要な外科手術です。 治療全体は「治療前の準備」「手術」「術後のケア」という3つの重要な段階に分かれています。 以下では、各段階での具体的な流れを詳しく解説します。 治療前の重要なステップ インプラント治療は外科的な処置であるため、入念な事前準備が必要不可欠です。 最初のステップは、歯科医院でのカウンセリングから始まります。担当医師は患者さんの口腔内の状態、全身の健康状態を詳しく確認し、インプラント治療の詳細な説明を行います。 治療の適応性を判断するため、以下の術前検査を実施します CT検査(Computed Tomography)歯科専用のCTスキャンを使用して、顎の骨の状態を精密に撮影します。神経や血管の位置を正確に把握し、インプラントの埋入位置を決定するための重要な検査です。撮影したCTデータは、手術時のガイド作成にも活用されます。 各種臨床検査 歯周病検査 お身体の状態確認(内科担当医などとの情報共有) これらの検査結果をもとに、担当医師は個々の患者さんに最適な治療計画を立案します。 治療期間、手術の具体的な日程、費用などについての詳しい説明があり、患者さんの同意を得たうえで手術に進みます。 手術の種類と実施方法 インプラント手術では、患者さんの不安や痛みを軽減するため、適切な麻酔方法を選択します。 一般的な局所麻酔に加え、不安が強い方や血圧が気になる方には、笑気麻酔という方法も選択可能です。笑気麻酔は、完全な意識消失ではなく、リラックスした状態で手術を受けられる方法です。 手術方法には「1回法」と「2回法」の2種類があります。 1回法の手術手順 歯肉を切開 顎にインプラント埋入用の穴を形成 ワンピースインプラントを埋入、もしくはツーピースインプラントの場合はインプラント体とアバットメントを装着 手術完了 2回法の手術手順:第1回手術 歯肉を切開 顎の骨に穴を形成 インプラント体を埋入 カバーを装着して歯肉を縫合 第2回手術(約2か月後) カバー上の歯肉を切開 カバーを除去 アバットメントを装着 手術方法の選択は、患者さんの顎の骨の状態によって決定されます。 十分な骨量がある場合は1回法、骨量が不足している場合は2回法が選択されます。手術時間は1本あたり約1時間程度で、インプラントの植立自体は5~15分程度です。 術後のケアとメンテナンス インプラント手術後の定期的なメンテナンスは、長期的な治療の成功に不可欠です。以下のような間隔での定期検診が推奨されます。 術後1か月 術後3か月 術後6か月 術後1年 その後は年1回の定期検診 これらの定期検診では、インプラント周囲炎の予防や早期発見に重点を置いた検査とケアを行います。 適切なメンテナンスにより、インプラントの長期的な寿命と機能性を維持することができます。 担当医師の指示に従った定期的なケアと、日々の適切なセルフケアを組み合わせることで、インプラントを長期にわたって健康に保つことが可能です。 このように、インプラント治療は入念な準備から術後の継続的なケアまで、各段階で慎重な対応が必要な治療法です。成功率の高い治療結果を得るためには、患者さんと医療従事者の継続的な協力が重要となります。 インプラント治療で人生の質を向上させるために インプラント治療は、失った歯の機能を自然な形で取り戻すことができる画期的な治療法です。 天然の歯に近い噛み心地と見た目の美しさを実現できる一方で、治療費用や期間など検討すべき課題もあります。 治療の成功には、事前の綿密な検査や術後の継続的なメンテナンスが不可欠となります。自分に最適な治療法を選択するためには、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、治療計画や使用するインプラント製品についてじっくりと相談することをおすすめします。 なお、当院では患者様の不安の状況に合わせた特別な経験を積んだ専門カウンセラーによる丁寧なカウンセリングを実施しております。 インプラント治療に関するご不明な点やご心配な点がございましたら、お気軽にご相談ください。インプラントは単なる歯の治療ではなく、食事や会話を楽しむ喜びを取り戻し、生活の質を大きく向上させる可能性を秘めています。 専門医との信頼関係を築きながら、長期的な口腔健康管理の第一歩として検討してみてはいかがでしょうか。 患者様にとって最適な治療プランをご提案いたします。まずは些細なお悩みでも大丈夫ですので、お気軽にご相談下さい。 WEBから予約する LINEで相談する 記事の筆者情報 山本 康博 やまもと歯科 大久保院 院長 経歴 平成18年3月 国立東北大学歯学部 卒業 平成18年4月 滋賀医科大学医学部 歯科口腔外科 入局滋賀県立成人病センター 麻酔科 研修 平成20年4月 京都 医療法人にて副院長として勤務 平成23年4月 大阪 インプラントセンターにて診療部長として勤務 平成26年4月 京都・滋賀 広域医療法人にて院長歴任 平成30年3月 やまもと歯科 大久保院 開院 資格・参加研修会 歯科医師臨床研修指導歯科医師(厚生労働省) 日本口腔インプラント学会 会員 ストローマンインプラントマスターコース ノーベルバイオケアインプラントコース その他、多数参加
2024.12.26